2015/05/20

Lead 『MOVIES4』オフィシャルインタビュー PART2

2009年の「ギラギラRomantic」から2015年の「My One」まで、11作品を収録した7年ぶりのMusic
Video集「MOVIES4」がリリース。ミュージックビデオが制作できないという危機的状態を乗り越えてのデビュー10周年イヤー、リーダー・中土居宏宜の卒業、3人体制で第2章のスタート……激動といえる7年間の映像作品をメンバー、谷内伸也、古屋敬多、鍵本輝へのインタビューで振り返る。

◆Lead 「MOVIES 4」インタビューPART1はコチラ >>

 

――デビュー10周年イヤー、リーダー中土居宏宜さんの卒業を経て、3人体制となったLead第2章のスタートが「Upturn」(2013年6月)

 Leadのミュージックビデオでは初めてダンサーさんを入れました。どういうミュージックビデオにしようかっていうミーティングでは、早い段階から、余計なものはいらない、白バックでいこうって決まってましたね。

敬多 上からのカメラで撮るとか、ダンサーさんを入れた色々な構成が見えやすい映像にしたいっていうのは自分たち発信でした。

伸也 ダンサーさんを入れたのは、人数を補うためではなくて、この人数でやることで、構成の幅も広がって新たなLeadの面が出せると思ったから。さらにダンスの面白さを提示できたらなと。そして、この曲から、特典映像に入る定点カメラでのワンカット撮影が恒例になりましたね。僕らの過酷なチャレンジが始まったんです(笑)。

 

――何がきっかけで始まったんですか?

伸也 上からのカメラで撮っている映像を見たスタッフさんたちが、これそのまま使わなきゃもったいなくない?って話になって。

敬多 それおもしろい!ってその場で盛り上がったのを思い出しました。

 結局、上からの映像じゃなくて、正面からになったんですけどね。

伸也 それ以降、恒例になっていきました。この曲はそれまでで一番カメラの台数が多くて、いろんな角度からのダンスを見せることができたし、動きがある映像になったと思います。

 

――青いバックの前で3人が並んで歌うシーンも印象的ですが、結構近い距離で照れとかはなかったんですか?

伸也 確かに近かった。まぁ照れますね(笑)。

敬多 僕はあのシーン、めっちゃ好きですね。楽しかったです。ちょっと肩に手を置いちゃったりとかして。

 一緒のタイミングで胸に手を置いちゃって、あ、ごめん、ってなったりとか(笑)。

敬多 青いバックは揺れていい感じに風を表現できてるし、爽やかさもあって。このシーンで着たダンガリーシャツにもお世話になりましたね。

 この撮影で“ダンガリーシャツ”って覚えましたもん(笑)。

伸也 僕も。ここからダンガリーシャツにハマりましたね。

敬多 僕なんか“タンガリー”だと思ってましたからね(笑)。

伸也 これ以降、よく私服で3人ともダンガリーシャツって、かぶることがあるんですよ。

 俺の着てるダンガリーシャツ、このミュージックビデオで着てるのと同じなんですよ。

伸也 ここでみんながダンガリーシャツに目覚めたっていう。

敬多 3人での撮影の後に1人ずつのリップ(シンク)シーンがあって。踊ったりはしなかったんですけど、今までで一番自然に自分を解放してできたと思ったんです。で、終わったら、当時のマネージャーが「よかったよ、そういう敬多を見たかった」ってすごい号泣して喜んでくれてて。僕、初めて褒められたんですけど、よかったなって思って…嬉しかったです。

 

――ラストの光に照らされた3人の後姿も印象的ですね。

 振り付けの黒須(洋壬)さんが一番にこだわってくれたのは、最初と最後は絶対3人で見せるっていうことで、その思いは嬉しかったですね。

伸也 後で見て、そうしてよかったなって改めて思いましたね。

 3人ともひじと体の間から光が見えるようになってるんです。ここが閉じていたらちょっと違う印象になるんですよね。足のクロスする加減も揃えています。ターンもそれぞれ自分の癖があるので、無意識にやると揃わないんですよね。

敬多 普通は合わないところを合わせてるんです。

 

――そうして第2章となっての第2弾シングル「GREEN DAYS」(2013年9月)

 この11作品の中で一番弾けてますね、見た目も曲も。僕が出演していたドラマ「ぶっせん」(TBS・2013年7~9月放送)のテーマソングということもあって。コミカルなドラマだったので、そこも意識しながら。ライブやイベントでも毎回盛り上がる曲ですね。

伸也 輝はドラマの撮影に入っている中だったこともあって、ミュージックビデオの撮影もかなりハードでしたね。輝もですけど、僕と敬多も結構いっぱいいっぱいでした(笑)。

敬多 これを体験したから、あとはもう何でもできる(笑)。

 衣装でタキシードも着たんですけど、3人それぞれ少しずつディティールが違うんです。

伸也 細かいこだわりがあるので、そこも楽しんでもらえたらと思います。

 

――「GREEN DAYS」とダブルAサイドの「strings」(作詞:谷内伸也)はライブ映像のミュージックビデオですね。

伸也 僕の書いた歌詞のテーマは人と人とのつながり。ライブ会場ということで、ファンの人も映っているので、一つの完成形になったなと思っています。

 オーケストラとHIPHOPの融合というところでは、後に、クラシック+HIPHOPの「My One」に繋がっていったんです。

敬多 この曲がなかったら、「My One」はなかったかもしれない。

伸也 うん、なかったと思う。

 

――「サクラ」(2014年2月)は屋外での映像が新鮮な印象でした。

 桜の咲いてない時期に「サクラ」を撮りました(笑)。画面はちょっとピンクがかってるんですよ。

伸也 画面の質感がね。

 だから、桜は咲いていなくても、どこかしら桜を感じるっていう、魔法がかかっているんです。

 

――言葉を書いたフリップ使いもありましたね。

 敬多が全然受け取ってくれなくて(笑)。

敬多 結構NG出して。フリップはほんとに難しかった(笑)。

 フリップ使いもそうですけど、僕らが角度を変えると、カメラマンさんがこう動く、っていうふうに細かく決まってて。お互いの息が合ってないとダメだったんです。ミスが許されないみたいな。

伸也 カメラマンさんも汗だくになって。

 寒かったのにね。フリップを出してくれるスタッフさんも、絶妙のタイミングで渡さなきゃいけないですし…みんながそれぞれのタイミングにヒヤヒヤしてましたね。

伸也 緊張感がすごかったです。

 

――「想い出ブレイカー」(2014年9月)はハードなスケジュールの中で撮影されたとか。

敬多 夏のフェス出演が続いていた時期でスケジュール的にも余裕がなくて。

伸也 振り付けができたのもミュージックビデオ撮影の前日だったんです。

敬多 前日の夜中までスタジオで練習してたもんね。

 

――振り付けはおなじみになったKEIさんとLeadの共作ですね。

伸也 曲だけ聴くと、なかなかダンスをイメージできないと思うんですよね。

 特に僕らが踊ってるようなジャンルではね。

伸也 この曲でこんなに踊るんだっていう意外性を感じてもらえたらいいなって思って作っていきました。

 

――鮮やかなスタンドマイクさばきにも注目、ですね。

 僕の2コーラス目の入口ですね。「この足を掛けてるところから用意して…」って何テイクも重ねた成果です。恒例のワンカット撮影は、この曲が一番撮り直ししたんじゃないかな(笑)。

 

――では、最新シングルの「My One」(2015年3月)について。Leadはラブソングでも切ない曲が多い印象があるんですが、この曲はストレートですよね。

 一番幸せ感はありますよね。

敬多 だから、逆に頑張らないようにしましたね。自然にいこうって。

 撮影の前にみんなで話し合って、今回のリップシーンとかは、自然にそこにいる感じにしようって。「伝えたい!」っていう感じじゃなくて。日常の中でたまたま撮られちゃった、っていうイメージで。ミュージックビデオでもCDのジャケット撮影でも、カメラに向かってはいるんですけど、肩の力を抜いて自然な雰囲気になればいいなって。そして、僕らは花束が似合わないことに気付けた作品でもありました(笑)。

 

――今の「My One」のお話も含めて、その曲の世界を表現するっていう意識が年々強くなっているように感じます。

 確かに歌詞を拾うようになりましたね。

伸也 「Wanna Be With You」の時に、ファンの人に「伝えたい」っていう強い思いから歌詞に関わるようになって。そこで伝えようっていう意識が大きく変わったから、そういう変化が自然と出てるのかもしれないですね。

敬多 歌詞もそうですけど、作品を重ねていくごとに関わらせてもらう作業も増えてきて、どんどん自分たち主導になってきていると思います。でも、それは自己満足じゃなくて、多くの人に評価されるような、誰が見てもいいと思ってもらえるようなものにしないといけない。だから、よりプレッシャーは強くなりますね。パフォーマンスで言うと、攻めすぎると見てる方がしんどいから、緩急を大事にしようと考えたのも、これまでのシングルでの経験を踏んできたからで。昔の作品も一つ一つ、その時のベストだとは思うんですけど、そういう意味でも、これからはもっといい見せ方ができるようになると思います。

 “緩急”がテーマになってきたのは「Upturn」からですね。この曲の振り付けは黒須さんとoguriさんの共作。ラップの部分の振りがoguriさんなんですけど、黒須さんとoguriさんの2人のバランスが絶妙で。Aメロやサビにあたる黒須さんのしなやかな動きから、力強いバシバシっていうoguriさんのラップの振りがあって。そこで、あ、緩急が大事なんだなと。感動したんですよね。

敬多 斬新でいいなって。

 

――それがきっかけだったんですね。では最後に、今後のLeadのミュージックビデオについて、目標、野望を教えてください。

 ミュージックビデオ=音楽の映像を作るってクリエイティブの最高の形だなって今回改めて感じたんです。そんなクリエイターの方たちのアイデアはもちろん、そこに自分たちのアイデアも伝えて一緒に新しいものを作っていきたいっていう思いが強くなっています。技術的なことやクオリティを追求していくことも、まだ誰もやってないことを取り入れていくことも。いろんなクリエイターの方たちと一緒に、いいのができたねって言えるようなものを作っていきたいですね。

敬多 世界中で誰が見ても、「面白いことやってるね、Leadは」って言われるような、ね。僕は、それにプラスで“○○したくなる”ものを作りたい。踊りたくなる、とか、歌いたくなる、騒ぎたくなる、恋愛したくなる、とか…。そういうことをテーマに、もっと突き詰めてやってみたい。ちょっと言葉では説明しづらいんですけど、自分たちには見えているそのイメージの一つ一つをいずれ形にしていく…ちょっと楽しみに待っててほしいなって思います。“○○したくなる”のまず一番は、“Leadのライブを観に行きたくなる”。ダンスに限らずバラードでも、これをライブで聴いてみたいなって思ってもらえるような。ハードルは高くなりますけど、しっかり準備して作っていきたいですね。

伸也 さっき、話にも出たように、誰でもが見れる時代だからこそ、僕らのことをあまり知らない人でも「これ面白いな」って、思わず何度も見てしまうようなものを作りたい。例えばユーチューバーって呼ばれる人たちって、有名かどうかより、面白い動画を作る人の視聴回数が高いですよね。だから、Leadを知ってもらうきっかけになるようなミュージックビデオを作りたい。あと、ダンスとしての目標は、音が見えるというか、音としっかり連動している感じを映像で表現できるように。好きなダンサーの方の映像を見ていると、“音が見える”感覚があるんですよ。体全体でパーンって弾いてるのが見えるっていうか。自分もそういう風に感じてもらえるようなミュージックビデオを作りたいなと思います。

 あとは、やっぱり、ミュージックビデオが撮れるっていうありがたさは忘れちゃいけないなって思うんですよね。僕たちはこれからもその気持ちを持ちながら、一つ一つ大事に作っていきたいです。

伸也敬多 うん、そうだね。

 

(終)

 

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7th Album
『THE SHOWCASE』

2016年06月08日

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