2015/05/13

Lead 『MOVIES4』オフィシャルインタビュー PART1

2009年の「ギラギラRomantic」から2015年の「My One」まで、11作品を収録した7年ぶりのMusic Video集「MOVIES4」がリリース。ミュージックビデオが制作できないという危機的状態を乗り越えてのデビュー10周年イヤー、リーダー・中土居宏宜の卒業、3人体制で第2章のスタート……激動といえる7年間の映像作品をメンバー、谷内伸也、古屋敬多、鍵本輝へのインタビューで振り返る。

 

 

――約7年間のミュージックビデオを一気に振り返ってみて、まずは率直な感想をお聞かせください。

 3人で副音声の解説を録る前に、一度家で見た時に感じたのが、単刀直入に言うと…大人になったなと(笑)。大きな変化があったこの7年間での11作品、それを経て今の自分たちの姿があるんだなというのが率直な感想でした。

伸也 昔はツンツンしてましたね。いい意味のツンツンではなくて、悪い意味でひねくれてました。

 表情に出てるよね?

伸也 2009年当時の顔には出てると思いますね。周りの人たちからのアドバイスとか素直に受け入れられてなかったなって。そこから徐々に顔が穏やかになっていくんですけど(笑)。

 そう。だから、過去の映像を見ると「もっとこうしとけよ!」って自分に対して思うところがありますね。

敬多 今は一つ一つの作品に対して、方向性が分かった上で取り組んでますからね。当時は10代っていう若さもあるので、「勢いでいこう!」みたいなノリと、いい意味での「俺を見ろよ!」っていう気持ちもあった。でもそういう部分は大事だと思うので、それに関してはまぁできてたなと感じましたね。

 

――2013年春にリーダー・中土居宏宜さんの卒業があったので、4人でのラストとなった「Still」、3人体制で見せる最初の「Upturn」など、節目の作品が収められていますね。

伸也 通して見て、Leadにとって大きな意味のある7年だったなって改めて思いました。

 

――では、作品ごとの見どころや当時の思いをうかがっていきます。まず、「ギラギラRomantic」(2009年8月)

 このミュージックビデオは、一緒に映っている女の子たちがメインです(笑)。

敬多 私が一番よ!みたいなパワーがあるよね(笑)。そんな中で、宏宜の“幼稚園の先生”オーラは、個人的に大好きです。

 みんな集まって!みたいなシーンは子供たちがみんな宏宜の方に集まっていく(笑)。

伸也 イメージシーンではそれが顕著に出てますね。僕らは悔しい顔をしています…まぁ、当時の僕の雰囲気だったら、無理もないか…(笑)。

 

――「SPEED STAR★」(2010年7月)はCGを使った映像が特徴的ですね。

敬多 今もお世話になっているKEIくんにシングルでは初めて振り付けてもらいました。この頃から注目され始めた、ニュースクールっていうダンスを取り入れたのもこの曲が初でしたね。何この動き?っていうような難しいのもあって、結構大変だな~って思いながらやってたのを覚えてます。

伸也 攻めてますね。アクロバットのシーンも入ってます。

 ラップのダンスは、今までライブで一度もやってないんですよね。

敬多 あれ面白いよね。

 僕たちはずっとハンドマイクを持ってるので、あれを再現すると伸也がラップできないからライブではできないねって。だから、やったことないんです。

伸也 でも、去年の夏のツアーからヘッドセットのマイクも使うようになったから、実現できますよね。あとは、輝が考えた、“星を描く”振りが見どころです。

 星の形はみんなバラッバラですけどね(笑)。

伸也敬多 (笑)。

 今だったらちゃんと全員同じ形に揃えますから! 敬多は普段から紙の上でも星がうまく描けないですけどね。

敬多 星描くの苦手やからな…(笑)。

 

――ミュージックビデオとしては「SPEED STAR★」(2010年8月)から「Wanna Be With You」(2012年3月)まで、約1年半空いていますが、この2作で別人かと思うほど皆さんの雰囲気が変わってますよね。

敬多 映像のテイストも違うし、自分たちの周りの環境も全然変わりましたね。

伸也 「Wanna Be With You」からは、より自分たちの意見を言うようになって、それが作品に反映されるようになりました。

 

――2011年は、リリースがなかったわけではなく、配信リリース3曲(「24HRS」「CAN’T STOP」「Wanna Be With You」)と18thシングル「HURRICANE」があったわけですよね。

敬多 ミュージックビデオとして映像には残ってないけど、「HURRICANE」は思い入れが強いですね。でも、ミュージックビデオが撮れないくらい状況的にはギリギリでした。さっき環境って言いましたけど、この期間に「もっと大きくなるためには、変わらなきゃいけない」ってアドバイスをくれる人がいたことが大きかったんです。でも僕らは相当生意気だったから、強がって聞き流したり、言われなくてもわかってるわ!っていう反抗的な対応をしてしまったり。「このガキンチョが!」って思われてたでしょうね(笑)。それでも、諦めずにずっと言い続けてくれた人たちがいた。だから、この間の顔つきの変化にも表れてるんじゃないかと思います。そういう意味で緊張感は前と全然違いましたね。

 でも、一番のきっかけとなっている「HURRICANE」のミュージックビデオを残せてないっていうのは悔しいですね。だからこそ、ちゃんとこれからもミュージックビデオとして残していかなきゃって思う。

 

――もし、今、作るとしたらどんな感じになるんでしょう?

伸也 風は使いたくなるね。

 滑走路とかいいよね。

敬多 野球もイメージだったから、高校球児とか。改めて作ってみたいね。

 

――そんな期間を経て、配信曲だった「Wanna Be With You」がCDとしてリリースが決まって。メンバーで歌詞を一部変えたり、公式YouTubeでリリース前からミュージックビデオのフル配信という試みがありましたね。意識の変化はありましたか?

伸也 ここまでは振りに関しても、おのおの、俺が俺がっていう意識が強かったんですけど、ここからは、みんなでしっかり合わせて一つのものを作るという意識を強く持ち始めるようになりましたね。

敬多 そう。Leadの強みは何だって考えた時に、やっぱりダンスだっていうのは全員一致で。じゃあ、そのダンスでどう見せるかって行き着いたのが、シンクロで見せるってことでした。

 ダンスコーナーから始まるのも初の試みでしたね。ダンスコーナーをどこに持っていくかについても話し合ったよね。

敬多 YouTubeとかで、人の目を引くようなものを作る、っていう目標から始まったから、かなり気合い入れてましたよ。

伸也 アクロバットも交えてっていうのがポイントでしたね。また、こういう仕掛けはやっていきたいです。

 またやろう計画はちょいちょい話が出ますね。ダンスパフォーマンスグループだからこそできる、面白いことをやりたいです。

 

――次に制作したのが、アルバム『NOW OR NEVER』(2012年7月)のリード曲「Stand and Fight」。

 このミュージックビデオの赤と黒っていうイメージは、ライブとも統一しているんです。“スタファイ”はやっぱり赤と黒でしょってことで赤い照明を使って。そこはこだわってますね。

敬多 質感で言ったら一番好きかも、って思うほど気に入ってますね。

伸也 僕らが踊っているスペースは奥行きがすごくあるように見えますけど、これは照明の具合でそう見えるんです。スタッフさんの技術やアイデアが集結していますね。

敬多 そう。こういう部分にも感謝ですね。コンクリート打ちっぱなしのような中で歌ってるっていうところに“闘ってる”感が出てるなと思います。

伸也 オープニングでアクロバットを入れてる以外に、曲中にもアクロバットを入れるっていう、初の試みがあって大変でした。

敬多 ライブでも伸也はアクロバットを入れるのが恒例みたいになっていますね。今に繋がっているし、やってよかったと思います。

伸也 「Wanna Be With You」からの4作は海外作家の曲ということもあって、サウンド感もだいぶ変わりましたね。この辺りから、ミュージックビデオの編集にも立ち会うようにもなって、どういう風に撮ってほしいというだけでなく、質感にもこだわるようになりました。

 「HURRICANE」で腹くくった後、ミュージックビデオがまた撮れるようになって、ちゃんと向き合おうってなった。もちろん、自分たち発信だけではなく、いろんな人たちのアイデアが合わさってたどり着いたんですけどね。

 

――この一連の作品は、4人の意志を強く感じます。

敬多 “伝える”ことは大前提。だけど、全員が同じ気持ちで伝えないと伝わらない。この頃に感じたことが今に繋がってもいますね。“ワナビー”から始まったことが今の自分たちの軸になっている感じがします。

 あと、この頃のダンスは“一秒でも止まったら時間の無駄”って考えていたので、止まらずにずっと踊り続けていましたね。

伸也 とにかく詰め込むっていうことに特にこだわってました。

 チャート番組やCSの番組でチラッとでもミュージックビデオを見てくれた人に、Leadはこれぐらい踊ってますっていうのを伝えたい。だから、1コーラス目と2コーラス目の振りを全部変えるようにしていました。ずっと見ていても飽きがこないようにって。

伸也 基本は繰り返しになってることが多いんですけど、僕らはそこにこだわったんです。まるでダンスコーナーを見てるみたいに、常に新鮮な気持ちで1曲終わる…その分できあがるまでに時間はかかるけど、できるだけそうしたいなと。おいしいところはあえて繰り返したりもしますけどね。

 今思えばK-POPも含めて、ダンスボーカルユニットがどんどん増えてきた頃だったので、自分たちの立ち位置をしっかり確立したいっていう思いもあったのかもしれないです。

 

――YouTubeなどで誰もが気軽にミュージックビデオを見ることができるようになったのは大きい変化ですね。

伸也 だからこそ難しくなってきたところもありますね。昔は見れる機会が少なかったから、CDの特典になったりする価値があったけど、誰もが見れるようになったことによって、価値が変わったというか。

 でも、いろんな人の目に付くようになったからこそ、逆に中途半端なものを出せないっていう思いもある。

 

――テレビで見ていたミュージックビデオをケータイ、スマホで見る時代になりましたもんね。

伸也 2009年はまだガラケーでしたもん。そんな流れも考えるとすごい7年間ですね。

敬多 「SPEED STAR★」の頃にスマホが噂になったんですよ。それで、僕が指で星をシュッと飛ばす動作が入れてあって。一応、次の時代を意識したっていう(笑)。

 

――あの動きはスマホの“フリック”をイメージしていたと。

 その敬多本人はしばらくガラケーでしたけどね(笑)。「Wanna Be With You」以降の変化で言うと、シングルは自分たちで歌詞を書くようになりましたね。

伸也 タイトル曲じゃなく、カップリングの時もありますけど。

 いい意味でもっと自分たちを出したくなって、自分たちの思いを言葉にして伝えたい、だから自分たちで書きたいっていう思いが強くなったんです。

伸也 僕は「SPEED STAR★」でもラップを書いてますけど、自分でヒドイなって思う(笑)。

 伸也のラップの書き方も変わったよね。

 

――続いて、「Still」(2012年12月)についてお聞きしたいんですが、結果的にはこの作品が4人でのラストになったわけですよね。今、改めてこの作品を振り返って思うことは?

 本当はこれで4人の最後のシングルじゃないって思っていたところがありました。Still=まだまだっていうタイトルには、宏宜の思いも込められていましたし。

伸也 宏宜の意向は聞いていたけど、あの時、卒業するっていうことはまだ確定してなかったので。自分たちが変われば、その気持ちも変えられるのかなってどこかで信じたいというか。そういう思いもありつつ、でもとにかく、グループ的にも自分的にも変わらないとダメなんだってずっと思っていました。

敬多 僕も同じですね。それまで宏宜が担ってきた部分ってめちゃくちゃデカかったんですよね。僕はずっと自由に、好きにやってきて、それをキャラとしてよしとしていた自分もいたんですけど、宏宜は全部一人で責任を持ってやっていたから。僕ができない(苦手な)部分を考えた上で、ここは自分が出ないといけない、とか考えてくれてたんだと思う。そういうのが今、痛いほどわかるんです。

伸也 見える部分も見えない部分も、担ってくれてたところがいっぱいあったので。

敬多 だから僕も、少しでも宏宜に楽をさせてあげたいと思ってたし、自分ももっと頑張りたかったから、宏宜、見とけよ、っていう気持ちだった。とにかく、変わりたい、変わりたいって、そればっかりでした。

伸也 僕も、いつもなら宏宜がやってたことを自分がやろう、とか、そういう意識でいましたね。

 まだ4人でやれるよね?っていう思いと、自分たちも変わらなきゃ、もっとしっかりしなきゃ…じゃないと、宏宜自身が前に進めないっていう思い、その2つの思いが同時にありましたね。もしかしたら最後になるかもしれないけど、でも、次もやりたいっていうのが正直な気持ちでした。

 

――Leadにとっても、ファンの人達にとっても、いろんな思いがよぎる作品ではありますが、ミュージックビデオはとても素敵ですよね。

 僕もすごく好きですね。

伸也 最終的には希望もあるんですけど、弱い部分も出している楽曲で。衣装も白と黒の2パターンでシンプルでありつつも、黒から白の変化の仕方が歌詞とリンクしてるんですよね。カメラワークも含めてすごく好きです。

 

――“朝日”の中での撮影にこだわって、本物の朝日を待ったんですよね?

 そうですね(笑)。ライティングでもそう見せるのはできますよね。でも、僕らはそこを自然光でやるのが大事だと思って。

伸也 似せることはできますけど、あくまで似てるものになっちゃいますから。やっぱり本物は本物しかない良さがあると思います。

敬多 その日はジャケットの撮影からずっと続けてやっていたので、朝日が出てくるまでの間、目がシバシバになりながら夜明けを待ってました(笑)。

 

――振り付けは「Stand and Fight」に続いてKEIさんとLead

 僕はこれまで自分で付けた振りの中で一番好きなんです。

伸也 全体通しても僕もこの振りはめっちゃ好きですね。

 振りを考えている時に、これ来たな!っていう瞬間があるんですけど、今までの自分の中でも一番といっていいくらいの手応えを感じたくらい、好きなんです。特に一つあげるとするならこれっていうくらい。

伸也 これまで、ソロのダンスシーンはたいていフリーダンスだったんですけど、ここで初めて、みんなで踊るユニゾンの振りを一人ずつ別々でも撮って、編集で織り交ぜていくっていう構成になっていて、そこも気に入ってます。

敬多 4人でのラストのミュージックビデオになったということも含めて、一生忘れない撮影になりました。

 

◆Lead 「MOVIES 4」インタビューPART2はコチラ >>

 

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